セーラームーン ムーンスティック
(BANDAI 1992)
セーラームーンの最初のステッキ系玩具。
姉が持っていたのでよく遊ばせてもらっていました。
昔はおもちゃを買ってもらったらすぐに外箱もブリスターもぐちゃぐちゃっと捨ててしまっていたのですが、それでもこの箱に入った佇まいが強く印象に残っています。
濃いピンクと黒のパッケージ、いつ見ても可愛くてかっこいい!
箱裏。バンダイくらしの教室っていつまで載ってたのかな?
近年おさぶさんの裏話として、当時セーラームーンは視聴率は良かったもののおもちゃの売れ行きがあまり芳しくなく打ち切られるところだったのが年末商戦でムーンスティックを発売したところバカ売れ(笑)して九死に一生を得た、というエピソードがあるぐらい伝説的なおもちゃ。
確かにセーラームーン無印の初期に出ていたおもちゃって今見ればどれもめちゃくちゃ可愛いけど、電子ギミックが無い(あってもライトな変装ペンみたいに光るだけとか)分地味な印象というか…
セーラームーンを見ていた世代にははまりにくい物が多かったんでしょうね。
連載30周年を越えた今でも当時の担当だったおさぶさんが前面に立って当時の裏話なども交えつつプロモーションしてくださってるのが改めてありがたすぎる!
シンプルで全体的に丸っこい形が可愛らしい。
しかしセーラームーン放送当時は(姉のを借りてまで遊んでたくせにアレですが)ムーンスティックの造形があまり好きではなく…
後年のセーラームーンのおもちゃと比べて、このシンプルさが子供心に物足りなく感じていた記憶があります。
分かりやすくハートがドーン!宝石バーン!みたいなのが好みな子供だったので…今もだけど…笑
大人になってから見るとこんなに可愛いのに!子供の頃の私の見る目のなさ!
三日月のついたステッキなんてなかなか思いつかないし、独創的だからこそセーラームーンのアイコン的な存在になっていて、こんな素敵なデザインを生み出した武内直子先生の偉大さを改めて感じます。
当時は50万本売れたとか…
女児向けおもちゃが50万個って凄い数字ですよね。まさに社会現象!
初期の3戦士カラーの指輪が付属していて、指輪無しの状態でボタンを押すと銀水晶装着前・指輪をつけた状態でボタンを押すと銀水晶装着後のムーンヒーリングエスカレーションのSEが流れます。
あーもう何もかもが懐かしい…
アニメでは丸っこい銀水晶が乗っかっているのにおもちゃは平べったい指輪なのが子供心に不満でしたが、今見るとこれはこれでかわいい。
別売りのまぼろしの銀水晶を装着させて遊ぶこともできます。
謎にピンク色の銀水晶…かわいいけど。
当時はこの銀水晶の存在は知らなかったので大人になって初めて完全体の?ムーンスティックの姿を知りました。
立て爪がちょっと気になる気もしますがとにかく見た目が豪華!
銀水晶自体に重みがあってズッシリ感も増すのも本物感?があって良い。
銀水晶が別売りになったのはネタバレ防止のためなのか単に沢山おもちゃを売りたかったからなのかは分かりませんが、昔は細かいアイテムもちゃんと一つ一つがおもちゃになってて良い時代だったな…とつい思ってしまいます。